にんにくは新鮮なうちに食べるのが一番ですが、すぐに食べきれない場合、少しでも長く鮮度が維持できるように保管する必要があります。にんにくは発芽すると風味が落ちるため、発芽させないことがポイントです。

すぐに食べきる分量であれば、常温保存で問題ありません。しかし、温度や湿度には注意が必要です。常温保存の場合、カゴやネットなど、通気性の良い容器に入れ、風通しの良い冷暗所で保管します。気温が高いと発芽しやすいため、春〜秋頃の保存は、冷蔵・冷凍保存がおすすめです。

冷蔵保存する場合、にんにくは新聞紙に包みます。冷蔵庫内や他の食材への臭い移りが気になる場合は、新聞紙に包んだ後ポリ袋に入れます。新聞紙で包まずにポリ袋に入れるのは厳禁です。新聞紙に包まないと袋の中が蒸れて、カビ発生の原因になります。温度や湿度変化を嫌うため、すぐに食べきれない場合は購入後すぐに冷蔵庫に入れることをおすすめします。冷蔵庫のなかでも、開閉による温度変化の影響を受けにくいチルド室は、にんにくの保管に適しています。

冷凍保存する場合、皮は全てむき、保存パックもしくはラップに包んで保存します。使う際は解凍せず、そのままカットして使用しましょう。すりおろして保存する場合、皮をむき、すりおろしたにんにくを保存パックに入れ、薄い板状になるように形を整えて冷凍庫に入れます。薄く広げておくことで、必要な分量だけ取り出しやすくなります。

にんにくオイル、にんにくの醤油漬けなど、調味料を使って加工すれば、保存性が高まります。にんにくオイルは、にんにくとオイルをにんにくがキツネ色になるまで火にかけ、冷ましてから容器に入れると完成です。お好みで唐辛子やハーブなどを加えて一緒に炒めると風味がアップします。醤油漬けは、容器ににんにくと醤油を入れて、3週間程漬け込めば完成です。加工保存する上で一番大切なのは、清潔な保管容器を使用することです。煮沸消毒をして、水気を乾燥させた容器の使用をおすすめします。

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